「世界ふしぎ発見」熱砂に眠る街カラ・テパ 幻の古代遺跡を追え!

食後、何となくTV番組の「世界ふしぎ発見」を見ていた。どちらかと言えば、回答者の珍名答を楽しむバラエティー番組なんだけれど、途中で僕は画面に引き込まれてしまった。
ウズベキスタンの古代仏教遺跡の発掘の映像も印象に残ったが、発掘の指揮を執られている、加藤九祚先生が良かったですね。82歳で灼熱の現場で飄々と作業なさっていて、その情熱の元になってるエピソード、若き日のシベリア抑留生活を語っている場面に感動する。マイナス40度の極限の世界で、倒れていった、凍土に眠る戦友達を思えば、砂漠の暑さなんて、と淡々と語っておられた。僕の亡父もシベリア抑留からの帰還者だから、健在な方の体験談お聞きできるのは、それだけで喜びでもある。僕の父は抑留の影響もあって、今で言えばPTSDのような症状があり、社会に適応することが難しい部分もあったし、対話もできなかったけれど、加藤九祚先生の声をお聞きしていると、父の心の部分が聞こえてくるような気がした。

http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery874_2.html
世界ふしぎ発見」のHPより