2003-01-01から1年間の記事一覧

 ミスタールーキー

大掃除していて、遅い昼食。TVで「ミスタールーキー」やってた。 気楽で良いねこういう感じ。 でも甲子園の満員のエキストラはやっぱり、みんな演じてるから、何となくおかしい。実際の客はみんな自分の思い思いのことやってる。群集を自然に描く事の困難…

イランの地震と歴史遺産 神谷武夫氏のHPに紹介

http://www.ne.jp/asahi/arc/ind/eurasia/00_bam/bam.htm 亡くなられた方々の御冥福を祈ります。日干しレンガの美しい光景。少し前のイラン大地震後撮られた、アッバス・キアロスタミ監督の「そして人生はつづく」を思い出した。 土への愛着を可能な限り残し…

良いお年を

10月に「はてなダイアリー」始めて2ヶ月過ぎました。今までバラバラに感じてきた事とかに方向性見つけられそうに思えてきた。見る聞くだけでなく、発信する事の効用ですね。来年もよろしく御願いします。良いお年を。

NHK教育TV ETVスペシャル「小津安二郎静かなる反戦」を見る

詩人の吉増剛造さんと映画監督の吉田喜重さんとの対談。御二人の名前の通り剛く、重い内容でした。小津さんの映画は、「麦秋」「晩春」「東京物語」しか見たことないけど僕にはコメディベースと感じる部分あるから、小津さんにしてみれば、反戦という視点は…

イラン地震、死者2万人超の可能性も 氷点下、肉親捜索

亡くなられた方々の御冥福を祈ります。95年の神戸の震災で建築が凶器になるんだという事を身に染みて感じた僕も、時が経てばその危機意識も薄れていた。でも、このような惨事を契機としてフォークロアなものが持つ様々な力までも否定はしないで欲しい。

ヒット商品の分析

電通と博報堂が、それぞれ2003年の分析をしている。 微妙な評価の差異がおもしろいが、いずれも消費傾向の回復しつつあるポイントを述べている。 電通=多自由構造な生活 http://www.dentsu.co.jp/news_release_frm.html?p=t&i=594 博報堂=『脱・カネしばり…

東浩紀氏のメールマガジン(創刊号のみ無料)を読む

哲学者の東浩紀氏のメールマガジンを拝読。既存の出版システムを根底から揺さぶるのか、共存可能性を探るのか、東氏は共存を望んでいるようであるが、あっという間に変化は訪れるかもしれない。 彼のはてなダイアリーを読んで、それで刺激受けて、ここを開設…

茂木健一郎さんからのコメント

茂木さんのHPに書き込んでおいたら、御返事あり。http://www.qualia-manifesto.com/index.j.html てつろうさん 投稿者:茂木健一郎 投稿日:12月11日(木)08時15分59秒 「システム論の虚点」 という視点はオモシロイです。 http://155.teacup.com/kenmogi/b…

「住宅論−12のダイアローグ」青木淳著を読む(借りる)

青木淳氏と川俣正氏の対談が載っている。 青木氏が磯崎アトリエにいた頃、担当された水戸芸術館でのイベントに川俣氏はジャンキーなオブジェをアッチコッチに作って、いたらしく、非常に面白い。 川俣「つくられた場所がアノニマス(無署名性=川俣氏の解説…

郡司ペギオー幸夫著「生成する生命」を読む(借りる)

難解でなかなか読み進まない。 彼の「超越的全体に抗いして」というメッセージに対して感じた事。 「超越的全体に抗いして」というメッセージを読んで、最初にイメージしたのは、1960年代の美術活動の「具体美術」の試みでした。僕はライブでは見たこと…

「アート×セラピー潮流」関則雄+三脇康生+井上リサ著を読む(借りる)

アートによるセラピーの可能性に言及した、ユニークな著作。少し過激な記述もあるが現実とはそんなものでもある。 p168井上リサ「臨床美学はいかにして誕生するのか」より引用http://www.t3.rim.or.jp/~lisalabo/ デッサンとは臨床学的行為である。 「健全」…

Tree Houses You Can Actually Build : A Weekend Project Book

9.11のテロ以降、アメリカでは癒しを求めてツリーハウスブームらしい。無意識レベルに強く働き掛ける部分がある。 NHK 2003年12月6日 地球に乾杯 「樹の上に住むアメリカ人」 − ツリーハウス・人気の秘密 − 後10・30〜11・10 樹の上に造られた住まい…

なんばパークスでランチ

日曜日、家から15分ぐらいなので、チョコッと寄り道する。全体の設計者は、外国の設計者さんだった。http://www.jerde.com/go/home 六本木ヒルズのけやき坂通りの商業施設も担当されている。 動線案内のプレゼンが分かりにくい(デザインされた建築のいつも…

 イギリスのBBC放送局の音楽センター建築コンペでFOA勝利

横浜大桟橋の設計者のFOA(ポロ&ムサビ)が勝利とのこと。彼らのデザインポリシーにドゥルーズ哲学の影響あるらしい。引き伸ばし折り畳み的な形態にその片鱗が見え隠れ。始まりもなく、終わりも無い世界を象徴する。でも建築のスケールでは始めも終わりも見…

 保坂和志著「書きあぐねている人のための小説入門」を読む

僕は小説あまり読まないし、この手の本は今まで興味なかったけど、保坂さんの「カンバセイション・ピース」読んでから、ジーンときて、何となく僕の生き方まで少しづつ変わってきたような気がして、本屋さんで手にとって衝動買いした。中身も、もちろん良さ…

sony explora science plaza

茂木健一郎さんの日記で紹介してあった。http://6519.teacup.com/kenmogi/bbs アートとビジネスと科学の混ざった状態。 このアイコンも並べる事で「顔」的な表情を持っている。「!」&「?」これだけ共有されるイメージシンボルも他にはないだろう。それで…

FUTURE SYSTEMの住宅

シャープのTVCMの新しいヴァージョンを昨日観た。丘に半分埋まったような住宅。途中からだったから設計者誰だか判らなかった。建築家の春日部さんのbloghttp://d.hatena.ne.jp/kasta/に設計者のリンクあったので、拝見。http://www.future-systems.com/…

 「生成する生命 生命理論1」郡司ペギオ−幸夫著読む(借りる)

これもほとんど著者の御名前のユニークさで借りた感じ。中身はいきなり難しく返却までに読み終わらない感じですね。御名前のイメージでは「しゃべくりマジック漫談」みたいに易しく難解なコンセプトを解説してくれるのではないか?と期待したけれど、少し違…

村田朋子展を観る

村田朋子展「透き間」(信濃橋画廊5 11月17日から29日まで)を観る。 信濃橋画廊で知り合ったアーティストさんが教えている学校の生徒さんだった方。 画像の油彩は183×135センチ。このくらいのサイズの油彩が4点。 1、蛍光灯のランプ(画像のもの。…

「カントとカモノハシ(上)」ウンベルト・エーコ著を読む(借りる)

紹介欄のタイトルが面白かったので図書館から借りる。(各巻¥3200円は高い)カントもウンベルト・エーコも知らない。カモノハシも詳しくない。しかもこの本はメインテーマのカモノハシの詳しい写真も図版もない。表紙にかろうじて小さく上から見た姿が…

テトペッテンソンの歌

佐藤雅彦さんのテトペッテンソンの歌CD発売されるそうです。 http://www.avexmode.jp/animation/tetope/tetope.html このジャケットのデザインも良いですね。何となく彼のルービックキューブの解が何千通りも一瞬で見れた時みたいですね。パレードのエッセ…

クオリアの謎に挑む

文芸春秋12月号http://www.bunshun.co.jp/honshi/honshi.htmの特集「天才たち」を読む。そのうち、認知科学の茂木健一郎さんの章から引用 茂木さんのインタビューから (前略)「世間ではよく数学や音楽の天才が現れると騒ぎますが、脳の働きからすれば数…

 「レイアウトの法則 アートとアフォーダンス」佐々木正人著を読む

最初に気になる部分先に読んで、最後に前書きとか後がき等をランダムに読む悪い癖は直らない。前書きのところ共感する。少し長いけど転載。 (前略)人に近づけば皮膚が見え、遠ざかれば顔が見える。山に近づけば木肌が見え、遠ざかれば森が見える。皮膚も、…

春日部幹さんとのハウスコンペでの議論(横浜の大桟橋客船ターミナルをめぐって)

建築家の春日部幹さんhttp://kasta.net/が、昨年のハウスコンペでの僕との議論を御自身のHPで再録されていた。当時を思い出して、自分の幼い思考に赤面する。反省を込めて僕もここに再録しよう。でも、他者との対話によって初めてそれまで無意識に考えてい…

ハコダテスローマップ

ITsquare news2003年11月4日号より http://www.sw.nec.co.jp/ml/?t=con_zero08&p=q057h90100000141154 http://www.slowmap.org/index.shtml 1992年にニューヨーク市で始まった「グリーンマップ」というプロジェクトがある。街中にある緑や…

茂木健一郎さんの日記を読む

茂木健一郎さんの日記から引用する。 茂木さんのHPでは、大学の講義をそのまま音声データで流していたり、非常にオープンな雰囲気で良いなと感じる。メッセージも発想の手掛かりになるものばかり。知らない哲学者の名前とか出るが、少しずつ参考にして読ん…

「レイアウトの法則 アートとアフォーダンス」佐々木正人著を読む

レイアウトの法則 アートとアフォーダンスISBN: 4393360281を読む 建築家塚本由晴氏との対談のところ中心に詠み進める。 佐々木 ギブソンの提案した「生態幾何学」の基本単位としてのサーフェス(表面) 人類はサーフェス について三つのことをしてきたとギ…

茂木さんの見たニュートンの木は花も実も着けてなかったらしい

茂木さんの「意識とは何か」特設掲示板に質疑してみたら、さっそくお答いただいた。 てつろうさん 投稿者:茂木健一郎 投稿日:10月26日(日)08時48分54秒 Trinity Collegeの前のリンゴの木については、 花を咲かせたり実がなっているのを 見た記憶がありませ…

意識とは何か 茂木健一郎著

予約していたのが届く。 中をめくっていて、ニュートンのリンゴの木(ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジ内)の写真が載っていた。各地にその子孫が接木とかして記念植樹されているという。幸運なリンゴの木。 でも茂木さんの添付されている写真は白黒…

キアロスタミ「友達の家はどこ?」のジグザグ道の丘

やっぱり似ている。 正チャンの漫画の背景に。この映画のロケ地はイラン大地震で被害を受けたらしく、その後キアロスタミさんは、被害が心配で、このロケ地を目指すドキュメントとフィクションの混ざったような映画「そして人生は続く」を制作されている。 …