Tree Houses You Can Actually Build : A Weekend Project Book
9.11のテロ以降、アメリカでは癒しを求めてツリーハウスブームらしい。無意識レベルに強く働き掛ける部分がある。
NHK ２００３年１２月６日
地球に乾杯
「樹の上に住むアメリカ人」
− ツリーハウス・人気の秘密 −
後10・30〜11・10
樹の上に造られた住まい「ツリーハウス」が今、アメリカ西海岸を中心にブームを呼んでいる。太いスギやマツなどの樹木に特殊な機材を使って家を建てる。広さは10平方〜40平方メートル、建築費用は100万〜400万円ほど。2001年9月に起きた同時多発テロ事件以後、飛行機に乗って旅行するより自然回帰への志向が強まり、ブームに拍車をかけているという。ブームの火付け役はツリーハウス建築家のピート・ネルソンさん（40歳）。1994年、ネルソンさんはアメリカ全土のツリーハウスを紹介した著書を出版、初めての専門書として注目された。ツリーハウスを建てる人々の思いはさまざまだ。ワシントン州シアトルに住む銀行員のリン・キングさん（56歳）。2001年9月11日同時多発テロ以降の経済低迷の中で、銀行間の顧客獲得競争は熾烈さを極めている。リンさんは現実の世界から逃れ、自分自身を取り戻す場所として敷地内にツリーハウスを建てたという。シアトル警察の警官・カイル・オズミーさん（44歳）とロビンさん（42歳）夫妻は二人の息子のためにツリーハウスを建てることを思い立ち、ネルソンさんに依頼。仕事柄、非行に走る少年の姿をよく目にするカイルさんの、子どもたちは自然の中で思い切り自由に遊んでほしいとの親心。木の選定から完成まで、およそ3週間の工程に密着した。オレゴン州南部のタキルマには世界でも珍しいツリーハウスの宿泊施設があり、年間9000人あまりが樹の上の生活を楽しむため、世界中から訪れる。1ＬＤＫバス・トイレ付きのスイート、高さ11メートルにあるものなど、6つのツリーハウスが建てられている。同じ南オレゴンの街・アシュランドでは、難病（筋萎縮症）のため車椅子生活を強いられているマイク・マッケイブさん（45歳）が、去年の夏、庭に建てた高さ10メートルほどのツリーハウスに上った。介護用のリフトで持ち上げたもので、妻・ケイトさん（54歳）の一年越しの願いが、この日叶った。
ツリーハウスの人気の秘密を探りながら、アメリカ社会の一断面を描く。
日本でもツリーハウスのコンペするらしい。
http://www.tanba-mori.or.jp/t-recruit-2-05.html
