のまdさんのコメント「村上隆とオタクマーケット」

のまdさんのコメントのアドレス
http://nomaddaemon.com/
2004年01月10日

それに対する僕のコメント

のまdさん、今年もよろしく御願いします。
村上隆ですか、評価は難しいですね。http://www.kaikaikiki.co.jp/
村上隆の対談記録http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/library/books/otakusemi/No8.html
ゴッホと彼の弟のテオとそして、二人の死後、資料を編纂してゴッホを世に送り出したテオの妻の三役を意識してやってるような人ですからね。
最近かれは観音様みたいな作品つくっているようだし、http://www.japandesign.ne.jp/HTM/NY/0310/いずれ自分自身のこころの闇との対話が始まれば、作風もライフスタイルも変わると思うよ。
アトリエを運営していく手法とかは、近代以前のアーティストのやり方のまんまみたいで、結構おもしろいし、僕のやってる建築なんかは、もっとドライに作業分業化しているから、割と冷静に分析的に見れるんだけれどね。
近代以前の作家達は真筆かアトリエの協働作品か、なんてあんまり意識なかったんじゃないかな。
茂木健一郎さんが評価してる伊藤若冲の作品も真筆ではないという説あるようだし。西陣織の元図として描かれたもののようですね。モザイク図で位置と色彩(糸)を指定すれば、同じものが大量に生産できる。
僕も高校生の時に、20人ぐらいのチームで、体育祭のバックの絵を組織して描いた時に、パーツはグリッド図に分解して作業させたから、すぐにピンときた。

僕は思想信条は別にして、「多産的」な作家は嫌いではないんだ。だから暖かく見守ってあげてね。