小嶋一浩「アクティビティを設計せよ!」を読む

ジョージア駅で踊るな

一部抜粋省略して転載

アクティビティと空間
アクション(行為)は個別性の高いものであり、それに対してのアクティビティは
そうした行為の集積をそのまま全体としてとらえようという視点である。(小嶋一浩

最近のTVコマーシャル見ていても何となく群像表現のもの多くなってきた。しかも
アクティビティという感じで流れていく。ジョージアの缶コーヒーの「駅で踊るな」のバックの群像みたいに。そして何となくやはりぎこちなく流れていく。

空間(環境)が人間に働きかけることで生じる相互作用をアフォーダンスと呼ぶとして、その関係性自体を捉えて設計することは可能なんだろうか?僕はどちらかと言えば少しその関係性は緩やかな方が良いと考えている。小嶋一浩さんの考えも、そのような主旨で書かれていると思う。
またこの本の特色として、本としては珍しく「どんどん考えを書き込んでいくノートのように使って欲しい」ので様々な筆記具に対応可能な紙質が選ばれている事である。(と言いつつほとんどのページに彼自身の書き込みがすでに印刷されていて、書き込むとこ無いやん、と突っ込む)