ニ拝ニ拍手一拝

eidostetsuro2004-01-03

小泉首相参拝を巡って、議論が起きている。政治的な内容は良くわからないが、新聞記事読んでいて感じた事がある。
参拝の際にニ拝ニ拍手一拝神道形式をとらなかったから、宗教性の無い行為という意味の説明をされているようだ。

以前に経験した地鎮祭での事を思い出す。
工務店の社長は若く、たぶん最初の工事みたいだった。会長の親父も心配顔。玉串奉奠の時、緊張のあまりニ拝三拍手一拝としてしまった。式の後、会長は神主さんに謝ってたけれど、そこで神主さんが出席者皆を集めて説明してくださった。
感謝の気持ちを手拍子で表しているから、個人の思いで、沢山たたいても良いですと。ただ印があった方が良いから形式があるだけだと。そのお話でなんとなく、その場も和やかな雰囲気となった。なるほどな、と。工事も無事完了したし、僕の中では良いイメージ記憶として残っていた。
参拝して周囲を豊かな気分にしないのは、良くないね。参拝自体というより変な形式上の解釈を増やすのも良くないと感じる。公私の区分も原理的には不可能なことだし。