「米国・心遠館コレクション 近世日本絵画集成」を読む(借りる)

eidostetsuro2004-01-22

アートボンさんお勧めの書籍、図書館で借りる「米国・心遠館コレクション 近世日本絵画集成」
これは若冲のコレクターで有名なジョー・プライスさんの心遠館のこと、本人が書いているので、非常に面白い(1984年出版で48000円と超高価本です)
コレクションの話より、彼と建築との関わりに興味が湧く話しが満載ですね。
彼の父はプライスタワー(フランク・ロイド・ライト設計)のオーナーさんなのか、もしくは建設した会社の社長らしく、プライス氏自身も技師として、現場でライトから自然について、多くのことを学んだとある。彼の日本美術を観る目は、ライトの影響もあるのかも知れない。心遠館自体はライトの弟子のブルース・ガフ(本ではブルース・ゴフとなっている)の設計ですね。でも、これが何とも形容し難い、建築。ライトのタリアセンの外観に内部は金屏風仕立てのような。庭にも自然石積みの塀にガラスの塊のようなものが一緒にはめ込んであったり、極端なテイストが強引に混ぜられている。http://members.aol.com/laurengrn/shinenkan_outside.htm
http://www.mscs.mu.edu/~mikes/ArtsWeb/goff/price3.gif
http://www.mscs.mu.edu/~mikes/ArtsWeb/goff/pdoor.gif
プライス氏の多様な感性、心引かれる部分ありますね。もう少し、探求してみよう。だんだん若冲研究という当初の目的から、関係ないとこへ外れてくる。