NHK教育TV課外授業ようこそ先輩 「文楽人形で想いを表現!」桐竹勘十郎(文楽・人形遣い)を観る

http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/list/list2.html
僕の知人が文楽ファンで、文楽の本も出版していて、昨年、案内してもらい文楽を初めて鑑賞した。コンペのコンセプト作るのに、文楽的な構図の引用について桐竹勘十郎さんが快諾くださった事、今でも感謝しています。
今日拝見した、この番組では、子供達の独創的な人形使いが表現されていて、面白かったですね。使い手が途中で入れ替わったり、使い手と人形が一緒にダンスしたりと、柔軟なイメージに感動ものでした。
コンペのコンセプトもここに少し再録しよう

モデルとして日本の伝統芸能である「文楽」が、うまく適合するのではないかと仮定してみる。西洋のマリオネットが天空に隠れた人形遣いによって吊られるのに対して「文楽」では下から黒子が直接人形を支えている。人形を「意識」的領域、黒子を「無意識」的領域と観れば、顔を見せる出遣いは両者を繋ぐ「前意識」的領域のように感じられる。ここで生活の場を「意識」的領域とし、地下ガレージを「無意識」的領域(移動=転移する自動車を収納する)とすれば、その両者を繋ぐ場として、作業室=「前意識」的領域と置換えが可能ではないか。故にS邸では作業室を全体から取り出し中間的領域に布置する。