極大極小の部屋 アートに

朝日新聞2004年4月27日文化欄を読む。一部引用

自分が巨人になったような、こびとになったような。天井の高さや家具の大きさを変えることで、そんな気分を味わわせる部屋状のアート作品が、近ごろ目に付く。いわば現代美術の「ガリバー現象」その意味は?
大西若人氏

ガリバー的な想像の世界への傾斜は時代を超えて、魅力がありますね。小学校の頃、クラスでグループ制作でガリバー旅行記の一場面を紙と毛糸で作った記憶が蘇る。スケールの変換は人間の想像力の源泉かもしれない。世界の全体像は獲得できなくとも、不安でないのは、想像力がどこかで、粘っているからだと信じている。