生誕100年「知里幸恵の再評価を」を読む

eidostetsuro2003-10-16

津島裕子さんの新聞投稿(読売新聞2003年10月14日夕刊)]「知里幸恵(ちりゆきえ)の再評価を」を読む。
一部転載

日常的に日本語を使っている私たちは、アイヌ語と日本語が緊張してせめぎ合い、
共存の可能性をも示唆するこの「アイヌ神謡集」の存在にこれからこそ、もっと
注目するべきではないか。そのように私には思えてならない。(津島裕子)

100年前の日本はどんなだっただろうかと想像する。
そしてアイヌ語と日本語の最後のバイリンガルだったという夭折の天才少女、知里幸恵さんに対する津島裕子さんの評論は、話言葉の豊かさを気付かせてくれた彼女の父である太宰治の「魚服記」の記憶を蘇らせる。
言語の多様さ、複雑さ、言葉と文字、様々な思いが駆け巡る。