「生態学的視覚論 ヒトの知覚世界を探る」J.Jギブソンを読む

eidostetsuro2003-10-22

アフォーダンスという言葉に最近弱い。気になるというか、難しい。理解するというか、感じることなのか、よく分からない部分もある。
図書館から借りてきて(4175円と高価本だし)表紙眺めてるうちに期限きて、返却してしまう、いつものパターン。また、もう一度、借りよう。

表紙のパースは焦点の明快な、いかにも西洋人ぽいもの、そこは気になるし、ギブソン理解の自分なりの手掛かり、足掛かりにしてみよう。
並行な二本のラインはどこまでいっても一点に結合する訳はないから、パースはだまし絵の一種でもある。アフォーダンスのアバウトな理解で言えば、環境と人間との関係のなかに主体をみる思考だろうから、焦点が見る側の人間を軸に描かれているのは、少し違和感がある。ギブソンさんの原著は、読むべきだろうけど、少しその点、割引いてみなければならないだろう。