NYテロ記念館、アラド氏の設計案を公開

eidostetsuro2004-01-15

http://www.wtcsitememorial.org/fin7.html
「喪失を想う(リフレクティング・アブセンス)」というような心の部分を形にすると、やはりこんな感じで地下に潜るものになるんですね。無意識世界を何となく地下室のような外から見えないスペースに置換える。子供の頃、地下鉄御堂筋線に乗っていて地下から急に明るい地上に列車が出て行ったときに感じた違和感は、意識と空間との繋がりの、ある意味での単純な結びつきみたいなものがあったように、このモニュメントのインテリアイメージを見て思います。

デザインされたのは、ニューヨーク市勤務の建築家さんですね。
そう言えば関西新空港の全体をデザインしたポール・アンドリューさんもパリ空港公団の人でしたね。(レンゾ・ピアノさんはその一部の建物のみ)ポール・アンドリュー設計による大阪南港のガラスのドームは海洋建築物の夢に溢れているし、ユニークな人は組織とは関係なくユニーク。僕の利用しているCADフリーソフトのJWWも、開発者は区役所勤務の方らしい。こんな風な役人さんが増えていけば社会はもっと豊かになると思うけれど。小さな政府?なる訳無いし。